コーヒーを淹れる時に味わいに影響を与える微粉ってご存知ですか?
人によっては、微粉を取り除いていない味の方が好きという方もいますが、取り除くことでクリアな味わいのコーヒーを楽しむことが出来ます。
この記事では
- コーヒーの微粉とは?
- 微粉を取り除くとなぜ味が変わるのか?
- 微粉有り無しを飲み比べてみる
- 専用の器具がなくても茶こしで代用できる!
についてお話していきます。
コーヒーの微粉とは?
精度の高い高価なミルを使っているとあまり出てこないのかもしれないですが、コーヒー豆をミルで挽いたときに微量のかなり細かい粉が出てきます。
これがコーヒーの微粉です。
以前紹介したハリオのミル(2000円台)で、だいたい1杯分にあたる12gのコーヒー豆を中挽きで挽いて、どれくらいの微粉が出るのか検証してみます。
挽いた粉の微粉を分別できる器具に入れて振ってみると、、、
12gのコーヒー豆から0.5gの微粉が分別できました。
0.5g程度ですが、これがかなり味に影響してきます。
微粉を取り除くとなぜ味が変わるのか?
同じコーヒー豆でも、中挽きで淹れたコーヒーと細挽きで淹れたコーヒーでは細引きの方が濃い味わいになります。
これは粉が小さいほど水に触れる面積が増えて、成分がより抽出され濃度が高くなるからです。
微粉を取り除かないと中挽きで挽いたとしても、中挽きよりも細かい目の粉が混じっていることになります。
粉が小さいほどコーヒーのおいしくない成分(苦味・渋み・えぐみ等)が早めに抽出されます。
また、細かい粉の方がろ過のスピードが遅いので抽出に時間がかかってしまうなど、微粉が味に変化をもたらす理由は色々とあります。
毎回同じ味を再現したい時は微粉を取り除くと良いかもしれませんね。
微粉有り無しのコーヒーを飲み比べてみる
左が微粉有り、右が微粉無しです。
色合いの違いは、写真だとちょっとわかりづらいかもしれませんが、微分無しの方が透き通っています。
実際に飲んでみた僕の感想ですが、、、
微粉有りの方はどっしりした重たい味わいでした。
微粉無しの方は有りと比べると軽い味わい、苦味も若干弱く感じました。
味が薄くなったというわけではなくクリアな感じになりました。
正直どちらが良いのかというと、好みによるのかなぁって感じです。
今回使ったマンデリンは苦味が強かったりやコクが特徴的なので、こういう豆は案外微粉が有った方がおいしいのかなぁって思います。
専用の微粉取り器がなくても茶こしで代用できる!
微粉を分別するのに専用の器具は無くてもなんとかなります。
こちらは100均ダイソーやセリアで買える茶こしですが、これでも十分微粉を分別できます。
そのまま茶こしに粉を入れて振ってもよいですが、、、
茶こしをグラスなどにセットして
お皿などで蓋をしてから、しっかり振った方がより微粉を分別できます!
ちなみに、今回飲み比べをした時に使用しているものも1000円アンダーで手に入ります!
簡単に仕様を紹介させて頂きます。
蓋とふるいと容器の3つのパーツで非常に簡易的な器具です。
このふるいの部分が色んな角度から微粉を分別できるようになってる優れものです。
微粉によるコーヒーの味の違いまとめ
このブログでは何度も使っている言葉なのですが、コーヒーは嗜好品です。
微粉の有り無しも個人の好みによって変えるのが一番だと思います。
もしくは豆によって変えると劇的に変化を楽しめるかもしれません。
色んな豆で試してみると面白い発見があるかもしれませんね!
この記事を読んだ方のコーヒーの楽しみ方が広がったら嬉しいです。
最後までお付き合い頂きありがとうございます。