コーヒー好きな人って蘊蓄(うんちく)を語る人が多いですよね。
YouTubeやブログでもよく語っている人を見ます。
僕も新しいことを覚えると直ぐ語りたくなっちゃうタイプです笑
でも、意外とその蘊蓄が間違っていることがあるようです。
僕が知っているコーヒーの知識で、当たり前のようにそれが正解だと思い込んでいたことが、実は間違っている。
ちょっとビックリする内容がこの本にはいくつか書かれていました。
今回は「コーヒーこつの科学」の内容と、どんな方にオススメなのかお話していきたいと思います。
コーヒーの勉強をしたいと思って、本を探している方も参考になると思います。
「コーヒーこつの科学」の内容について
「コーヒーこつの科学」はコーヒーを研究されている石脇智広さんの著書です。
科学的な視点からQ&Aスタイルで87個の問いにわかり易く答えてくれています。
ときどき現れるイラストもユーモアでかわいらしく注目ポイントです。
ここでは、この本を読んで僕が間違って覚えていたと知ったコーヒーの知識をいくつか紹介したいと思います。
チャフの有無は味には関係ない
コーヒーを挽いたときに少しだけ豆に食い込んでいたチャフが出ますが、これって取り除いた方がコーヒーがおいしくなると僕は思っていました。
チャフの有無が味に与える影響について議論さあれることがありますが、(省略) 人や機械を使って風味を分析しても、チャフの有無による差がないからです。
焙煎機のチャンバー構造(直火式と熱風式)で味に変化はない
構造が違う時点で味や香りは変わってくるのが普通だと思っていたんですが、、、
一分間に何℃温度を上げるかを揃えてデーターを比較すると、ほとんどの場合、チャンバー構造による味の違いは見られません。
油テカテカのコーヒー豆は劣化が早いわけではない
当たり前のように油テカテカのコーヒー豆は酸化しやすいって思っていましたが、、、
コーヒーの油は比較的長期間変化しません。(省略) 実は油脂の酸化はコーヒーの劣化とあまり関係はないのです。
「コーヒーこつの科学」の良かったところ・微妙なところ
題名に「科学」って文字が入っているんですが、難しいことはほとんど書かれていません。
Q&Aスタイルなので一つ一つの区切りが短くて非常に読みやすかったです。
ただ、おそらく読みやすくする為だと思いますが、数値など研究結果のようなものは、ほぼ無く曖昧な回答が多いなぁと感じる部分もありました。
「コーヒーこつの科学」はこんな方におすすめ!
これからコーヒーを勉強しようと考えている方はもちろん、少し知識のある方にもおすすめです!
自分の知識が正しくないことに気づくことができるかもしれませんので、非常に勉強になると思います。
全体的に一問一答方式で読みやすいんですが、一般的なコーヒーの本に比べるとかなり文字多めです。
というか、ほぼ文字です。
たまにイラストがあるだけなので、写真や図が多い方が読みやすいという方にはちょっと違うかもしれません。
「コーヒーこつの科学」まとめ
僕はコーヒーについて何か調べたり勉強する時は、本より先にWeb検索かYouTubeをまず見ます。
そういうところで広がっている情報って、間違っていることばかりじゃないと思いますけど、正しい知識なのかもわからないですね。
コーヒーって改めて奥深いなぁと思わせてくれる一冊でした。
コーヒーの正しい知識をつけたい方は是非読んでみて頂きたいです!
最後までお付き合い頂きありがとうございました。