コーヒー豆を買って自宅で淹れてみたら、思っていたより苦かったり酸味が強かったりした経験はありませんか?
コーヒー豆は豆本来の個性(味)や焙煎度合いで、ほぼ味は決まっているかもしれません。
ですが、コーヒーを淹れる時に4つの要素を調節することで、味わいを変えることが可能です。
この記事ではコーヒーの味の調節方法についてお話していきます。
自分好みのコーヒーの味が出せない方は参考になると思います!
コーヒーの味を決定づけるものは「酸味と苦味」
コーヒーには色々な成分が含まれていますが、味を決定づけるものは主に酸味成分や苦味成分だと言われています。
この酸味成分と苦味成分を抽出するタイミングで調節する方法がいくつかあります。
- 粒度
- 粉の量
- お湯の温度
- 抽出時間
この上記4つの要素を調節することで、酸味成分や苦味成分をコントロールすることが可能です。
次の章から1つずつ詳しく見ていきましょう!
コーヒー粉の粒度で味を調節する
粒度(粉の大きさ)が大きければ酸味が強く、小さければ苦味が強くなります。
酸味成分は早く抽出されて先にお湯に溶け出します。
それに対して苦味成分はゆっくり後から溶け出します。
コーヒー粉が大きければ(粗いほど)、お湯に触れる面積が少なくなる為、後から溶け出す苦味成分が抽出されにくいので酸味が強くなります。
コーヒー粉の量で味を調節する
コーヒー粉は少ないと酸味が強く、多いと苦味が強くなります。
粉の量が多いと単純に濃度が濃くなるのはイメージしやすいと思います。
また「粉が多い=抽出時間が長くなる」ので、さらに濃度は濃くなります。
時間がかかれば酸味成分より後に抽出される苦味成分も、より多く抽出されるのでコーヒー粉が多いと苦味の強いどっしりした味わいになります。
お湯の温度で味を調節する
お湯の温度を高くすると、酸味・苦味成分ともに抽出スピードが早くなります。
特に後からゆっくり抽出される苦味成分は温度が高い方が抽出されやすいので温度が高いと苦味が強くなります。
抽出時間で味を調節する
何度も言ってしまっているのでお気づきかと思いますが、、、
抽出時間が短いと酸味が強く、長いと苦味が強くなります。
酸味成分は先に抽出せれて一定時間でほぼ抽出されてしまうのに対して、苦味成分は後からゆっくり抽出せれるので、抽出時間が長いほど苦みの強い味わいになります。
コーヒーの味を変化させる4つの要素のまとめ
まとめると、、、
- 粒度が大きいと酸味が強く、小さいと苦味が強い
- 粉の量が少ないと酸味が強く、多いと苦味が強い
- お湯の温度は低いと酸味が強く、高いと苦味が強い
- 抽出時間は短いと酸味が強く、長いと苦味が強い
という感じです。
豆や抽出器具など、条件によっても変わってくるので一概には言えないですが、おおよそこの4つの要素を変えることで味を調節することができます!
ぜひ自分好みの味を見つけてみてください!
最後までお付き合い頂きありがとうございました。