日本人がコーヒーの味を想像して思い浮かぶ味が、おそらくブラジルのコーヒーです(多分)
日本で最も輸入されているコーヒー豆が「ブラジル」ということもあり、日本人にとってはとても馴染みのあるコーヒーだと思います!
適度な苦味・酸味があり、マイルドであまりクセもないので、バランスのとれた味と言われることが多いコーヒーです。
そんな日本人に馴染み深い「ブラジルコーヒー」について今回はお話していこうと思います!
この記事では
- ブラジルコーヒーの基本情報
- ブラジルコーヒーの味・特徴
- ブラジルコーヒーのおすすめの飲み方・焙煎度合い
- ブラジルコーヒーの等級・格付けとは?
- ブラジルサントスって?
- 自宅で初めて焙煎するならブラジルがオススメ!
- 本場ブラジルでのコーヒーの飲み方
について語っていきたいと思います!
ブラジルコーヒーの基本情報
生産について
ブラジルはコーヒーの生産量・輸出量がどちらも世界1位を誇るコーヒー大国!
生産量は年間200万~300万トン!!←すごいんでしょうけど、イメージしづらいですよね(笑)
なんと全世界で生産されているコーヒー豆の約3分の1がブラジル産なんです!
最近ではコーヒー消費国第1位のアメリカに次ぐコーヒー消費国第2位としても知られるようになってきています。
歴史について
ブラジルにはもともとコーヒーの樹は有りませんでした。
18世紀中頃にエチオピアで栄えていた産業が、ヨーロッパ経由でブラジルに伝わったのがきっかけで、ブラジルでもコーヒーが栽培されるようになったようです。
品種について
ブラジルで栽培されるコーヒーの7~8割がアラビカ種でブルボン、ムンドノーボなど複数の品種が栽培されています。
精製方法について
コーヒーの果実を栽培した後、生豆にする為の精製方法は、天日干しするナチュラル製法という方法で精製されることが多いです。
土地について
赤道を挟んで南緯25度から北緯25度の地域は「コーヒーベルト」と呼ばれていて、年間の平均気温や日照量や雨量、土壌などがコーヒーの栽培にとって最も適している場所を指します。
ブラジルはがっつりこのコーヒーベルトに入っていて、さらに南米最大の土地の広さもあるのでコーヒー産業が盛んなんでしょうね!
ブラジルコーヒーの味・特徴
冒頭でも少しお話しましたが、クセがあまり無くバランスのとれた「ザ・コーヒー」って感じの味です!
もちろん品種や焙煎度によって味は変わってきますが、総合的に程よく苦くて、尖り過ぎていない酸味もあり、マイルドで非常に飲みやすい味だと思います。
バランスのとれた味わいなので、ブレンドのベースにもよく使われたりします。
ブラジルコーヒーのおすすめの飲み方・焙煎度
バランスのとれた味わいのコーヒーなので、浅煎り~深煎りのどの焙煎度合いでもおいしく飲めると思います。
個人的に1番好みなのは中煎り、ブラジルの特徴でもあるバランスのとれた味わいを1番引き出せる焙煎度合いだと思います。
浅煎りなら酸味が強く出て、深煎りなら苦味が強く出ます。中煎りはちょうど中間って感じです。
豆によって適している焙煎度合いがありますが、自分の好みで選ぶのが1番良いと思います!
ブラジルコーヒーの等級・格付けとは?
ブラジル No2←この「No2」ってよく見かけませんか?
この「No.2」はブラジルでのコーヒー豆の等級(格付け)を表しています。
等級の分け方は国によって変わってきますが、ブラジルでは300gあたりに含まれている欠点豆(虫食いや未成熟など)の数、スクリーンサイズ(豆のサイズ)、カップ(味)で評価されます。※下記表を参照してください。
表記方法 | 欠点豆の数 |
---|---|
No.2 | 4点 |
No.3 | 8点 |
No.4 | 26点 |
No.5 | 46点 |
No.6 | 86点 |
No.7 | 160点 |
No.8 | 360点 |
表記方法 | スクリーンサイズ |
---|---|
#20 | 約8㎜ |
#19 | 約7.5㎜ |
#18 | 約7㎜ |
#17 | 約6.75㎜ |
#16 | 約6.5㎜ |
#15 | 約6㎜ |
#14 | 約5.5㎜ |
#13 | 約5㎜ |
表記方法 | カップ |
---|---|
ストリクトリー・ソフト | 上位になるほど良い味わい |
ソフト | |
ソフティッシュ | |
ハード | |
リヤード | |
リオ | |
リオゾーナ |
なので、ブラジルのコーヒー豆を買おうと思って「ブラジル No.2 #19」という表記があれば、不良豆が少なくて大きいサイズの良い豆なんだなぁと思ってください!
ちなみに農作物に完璧はないということであえて「No.1」は設けていないので「No.2」が1番上のグレードになります。
ブラジル・サントスって?
ブラジルコーヒーで一番と有名なのが、おそらく「ブラジル・サントス」です!
ネットショップなどで「ブラジル コーヒー豆」で検索をかけると商品名によく出てくると思います。
ブラジル国内の多くのコーヒー豆が集まる「サントス港」から輸出されるコーヒー豆が「ブラジル・サントス」や「サントス」と呼ばれています。
自宅で初めて焙煎するならブラジルがオススメ!
自宅で初めて焙煎するならブラジルがオススメです!
僕も初めて焙煎したコーヒー豆はブラジルのコーヒー豆でした。
比較的焙煎しやすい豆なので初心者の方でも失敗しにくと思います!
特に先ほど紹介した「ブラジル・サントス」は安価に手に入るのでオススメですよ!
僕は「松屋珈琲」でよく購入しています!
本場ブラジルでのコーヒーの飲み方
本場ではエスプレッソやカプチーノで楽しむ方が多く、砂糖をたっぷり入れて甘くして飲むのがスタンダードのようです。
日本みたいにアイスで飲んだり、ブラックで飲んだりということはほとんどないんだそうです。
本場の味を楽しみたいなら砂糖たっぷりで飲みましょう!
ブラジルコーヒーのまとめ
- 世界で1番生産量が多く、日本では1番輸入されている!
- 日本人に1番馴染みのある味!(多分)
- 比較的バランスがとれていてクセも少なく飲みやすい味!
- 焙煎初心者にもオススメ!
- サントスが有名!
こんな感じのコーヒー豆でした!
もしこれから、コーヒーを楽しんでみようと思っている方や、自宅で焙煎してみようと思っている方はブラジルコーヒーから始めると良いんじゃないでしょうか!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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