以前このブログでも軽く紹介していますが、僕はユニオン(UNION)のサンプルロースター(手回し焙煎機)を使って週に2~3回コーヒー豆を焙煎しています。
一度に大量に焼けて、手網やフライパン焙煎に比べて煎りムラも少ないので、初めてサンプルロースターを使った時は焙煎が上手くなった気になります(笑)
今回はユニオンのサンプルロースターを徹底レビューしていきたいと思います。
商品詳細やメリット・デメリットについて、実際に焙煎した様子を解説していきます!
ユニオンのサンプルロースター 商品詳細
ユニオンの焙煎機にはドラムに沢山穴があいているパンチありタイプと、僕の使っているパンチ無しタイプがあります。
なぜパンチ無しにしたのかというと、焦げる心配が少ないのと、焙煎途中でチャフと呼ばれる薄皮が散らからないのが理由です。
ただパンチ無しに比べて焙煎の時間は長くなるので夏は地獄です(笑)
台座は2パターンで使い分け(高さ調節)が出来るようになっています。
このロゴが良い感じですね!
足に落としたら絶対ケガをするレベルで重いので、持ち上げるときは注意が必要です。
投入口は約4cmと大きめです。
写真のようなタイプの温度計なら温度を測りつつ、テストスプーンを入れることも可能です。
ユニオンのサンプルロースターを購入するとじょうご・ザル・テストスプーンが一緒に同梱されています。
説明書も入っていますが、コーヒーについてのあれこれが大半で、焙煎については最後の2ページのみです(笑)
コーヒーについてある程度知識のある方は知っているような内容だと思います。
ユニオンのサンプルロースターで焙煎してみる
今回は300gのブラジル(ナチュラル)を焙煎していきたいと思います。
- ドラムの余熱はなし
- ドラムの回転は3秒で2回転ぐらいのスピード
- 火力は常に中火(メモリ3)程度
こんな条件で中~深煎りくらいを狙って焙煎していきたいと思います。
火力についてはこちらをご覧ください!
それではさっそく焙煎始めたいと思います!
豆をドラムに投入して、ひたすら回していきます!
ここから数分毎の豆の変化を解説していきたいと思います。
5分経過
ドラム内の温度は約110℃
豆の見た目には変化はないです。
8分経過
ドラム内の温度は約143℃
豆は若干白っぽくなってきました。
8~9分くらいでチャフ(薄皮)が剥がれ始めてきました。
11分経過
ドラム内の温度は約164℃、煙?湯気?が少し出てきました。
豆は少し黄色っぽくなってきました。
13分経過
ドラム内の温度は約176℃
豆は茶色くなり始めました。
15分経過
ドラム内の温度は約191℃
さらに茶色くなってきました。
17分経過
ドラム内の温度は約206℃
17分30秒あたりで1ハゼ(パチパチ音)がきました。
19分経過
ドラム内の温度は約223℃
19分30秒あたりで1ハゼが終了しました。
20分経過
ドラム内の温度は約233℃
20分30秒あたりで2ハゼ(チリチリ音)がきました。
20分45秒経過
今回はこのあたりで終了したいと思います!
ちなみに豆を400g、同じ条件で同じ焙煎具合までもっていくのに35分ほどかかりました。
火を止めたら豆の焙煎がこれ以上進まないうちに、急いでざるに移してうちわやドライヤーで豆を冷まします。
僕はチャフが散らばるのが嫌なのでコーヒークーラーを使っています。
手で触れるくらいまで冷めたら容器などに移して完成です!
焙煎したコーヒー豆は直ぐに飲むより、2~3日くらい寝かせておくとおいしく飲めますよ!
ユニオンのサンプルロースターのメリット・デメリット
まずはメリットから
- 煎りムラが少ない
- パンチ無しならチャフが散らばらない
- 一気に大量の豆が簡単に焼ける
手網やフライパンでしか焙煎したことのない方は、初めてサンプルロースターで焙煎すると感動すると思います!
僕は煎りムラが少ないことにホントに感動しましたよ!
パンチ無しならチャフもあまり散らばらないので片付けが簡単です!
あとは毎日何杯もコーヒーを飲む方であれば1度に大量に焙煎できるので便利ですよ!
お次はデメリット
- 値段がそこそこ高い
- 夏はかなり熱い
- IH非対応
焙煎機の中ではお求めやすい方ですが、それでも4万円はします、、、コーヒー器具って高いですよねぇ、、、
焙煎時間は先ほどの実際に焙煎してみた際も20分はかかっていますので、真夏に火の近くでずっと腕を動かしているのは結構地獄です(笑)
そしてIHでは使えないので、カセットコンロ必須なのが少しめんどうですね。
ユニオンのサンプルロースターのまとめ
今回は20分以上焙煎に時間がかかりましたが、使う豆・火力・焙煎する場所によって時間は変わってくるので、あくまで参考にしてください。
また、時間・温度・火力にこだわると自分のお気に入りの味に出会えるので、何度も焙煎していくと面白さも増していきます。
とにかく簡単に大量の豆が一気に焼けるので、手網やフライパンでしか焙煎したことのない方は是非挑戦していただきたいです!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。