インドネシアコーヒーと聞いても、あまりピンとこないかもしれませんが「マンデリン」という名前なら一度は聞いたことありませんか?
マンデリンはインドネシアの「スマトラ島」の一部の地域で生産されています。
独特な風味や苦味が特徴で、日本でも昔からファンの多いマンデリンについて今回はお話していこうと思います!
この記事では
- インドネシアコーヒーの基本情報
- マンデリンとは?
- マンデリンの味・特徴
- マンデリンのおすすめの飲み方・焙煎度合い
- マンデリンの等級・格付けとは?
について語っていきたいと思います!
インドネシアコーヒーの基本情報
まずはマンデリンの生産地、インドネシアのコーヒーについて!
生産について
インドネシアでコーヒーってあんまりイメージわかないと思いますが、実は生産量は世界第4位のコーヒー大国なんです!
ブラジル・ベトナム・コロンビアなどコーヒー大国に次ぐ生産量!
歴史について
インドネシアがまだオランダの植民地だった1690年頃、オランダ軍によりアラビカ種の苗木がジャワ島に持ち込まれたのが始まりのようです。
1830年頃にはジャワ島でプランテーションが行われ、インドネシアコーヒーの栽培が本格化していきます。
品種について
インドネシアでは1900年代初頭に「サビ病」が流行し、病気に弱いアラビカ種が大ダメージを受けます。
その後、サビ病に強いロブスタ種に植え替えられ生産を進めてきたので、栽培されているコーヒー豆の90%はロブスタ種です。
精製方法について
スマトラ島とスラウェシ島ではスマトラ式という伝統的な方法で精製しており、この精製方法がインドネシアコーヒーの個性的な風味の要因とも言われています。
産地について
沢山の島からなるインドネシアですが、火山によって土地が肥えていて、年中一定の湿度を保つことも出来る環境がコーヒーの栽培に非常に適しているようです!
島ごとの生産の割合はスマトラ島が約70%、ジャワ島が約12%、スラウェシ島が約10%、残りの数%はその他の島で栽培されています。
数値を見てもわかりますが、ほとんどがスマトラ島で生産されています!
マンデリンとは?
マンデリンの産地は、インドネシアでも一番コーヒーの生産量が多いスマトラ島で生産されていて、スマトラ島の「マンデリン族」が栽培を進めたことから名付けられています。
インドネシアで生産されているアラビカ種は10%程度ですが、マンデリンはそのアラビカ種に該当します。
生産の少ないアラビカ種の中でも、マンデリンは数%しか栽培されない為、非常に希少価値も高くなっています。
マンデリンの味・特徴
酸味は少なく、シナモンやハーブに例えられる独特な風味のあるコーヒーです!
だいたい深煎りにするとコーヒーの個性は失われてしまいますが、マンデリンは深煎りにしても個性が消えず独特な風味が楽しめる面白い豆です!
マンデリンのおすすめの飲み方・焙煎度
深煎りにしても独特の風味が消えないので、中深煎り~深煎りあたりがオススメです! 独特な風味+苦味・コクをしっかり味わうことができます!
独特な風味を隠し味みたいな使い方で、ブレンドに少し混ぜてみるのもオススメです!
浅煎りなら酸味が強く出て、深煎りなら苦味が強く出ます。中煎りはちょうど中間って感じです。
豆によって適している焙煎度合いがありますが、自分の好みで選ぶのが1番良いと思います!
マンデリンの等級・格付けとは?
マンデリンはインドネシアにおけるコーヒーの格付け基準によって、300gあたりに含まれている欠点豆(虫食いや未成熟など)の数で等級が決められています。※下記表を参照してください。
表記方法 | 欠点数 |
---|---|
グレード1(G1) | 0~11 |
グレード2(G2) | 12~25 |
グレード3(G3) | 26~44 |
グレード4a(G4a) | 45~60 |
グレード4b(G4b) | 61~80 |
グレード5(G5) | 81~150 |
グレード6(G6) | 151~225 |
マンデリンのまとめ
- インドネシアのスマトラ島で栽培されている!
- スマトラ島のマンデリン族が名前の由来!
- 生産数の少ない希少なコーヒー豆!
- シナモンやハーブのような独特な風味が特徴!
こんな感じのコーヒー豆でした!
まだマンデリンを飲んだことない方は、あの独特な風味・苦味をぜひ体験していただきたい!
きっとハマると思いますよ!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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