コーヒー豆の焙煎って難しいイメージがありませんか?
僕も最初はそう思っていました。
お店を開いて、自分で焙煎した豆を売るってなった場合は、かなり神経をつかわないとダメだと思います。
でも、趣味程度で自宅で楽しむ分には意外と簡単に始めることが出来るんです。
ちなみに道具も安く済ませるなら1000円もあれば必要なものは揃えられます!
この記事では
- 自家焙煎に必要な道具
- 自家焙煎の簡単なやり方
- 焙煎度の目安
についてお話していきます。
自宅でコーヒー豆を焙煎しようと思っている方は参考になると思います!
コーヒー豆の自家焙煎に必要な道具
カセットコンロ
自宅がIHだったのと、焙煎中にチャフと呼ばれるコーヒー豆の薄皮が散らばるのが嫌だったのでベランダで出来るように僕は買いました。
こだわれば高いものもありますが、僕が買ったアイコンロシリーズは2000~3000円で手に入りますし、問題なく焙煎も出来ます。
キッチンが煙くなるのと、散らかるのが覚悟できている方はいらないと思います(笑)
手網
これは必須ですね!
この記事で使っているのは13cmの大きさのもので、50g程度の豆の焙煎するのにちょうどよい大きさです。
Amazonで982円でした。
頑張れば100均でも同じようなものは手に入る、もしくは作れると思います。
ざる
焙煎した豆を冷ますのに使います。
あった方が便利だけど、お皿とかボールとか代用できるものがあればそれで大丈夫です。
うちわ、もしくはドライヤー
これも焙煎した豆を冷ますのに使います。
風を発生させることが出来るものなら下敷きとかなんでもよいです。
軍手
熱いのでした方が安全です。
熱いの平気な人はいらないです。
ストップウォッチ
時間を計れるものならスマホでもなんでも大丈夫です。
焙煎時間を記録しておくことで自分好みの焙煎度合いを見つけることが出来るので味や香りにこだわりたい方は必須です。
とりあえず焙煎してみたいだけなら、なくてもなんとかなります(笑)
カセットコンロが必要ない方は、ほぼ自宅にある物、もしくは100均で手にはいるので、生豆さえあれば直ぐに自家焙煎出来ちゃいます。
コーヒー豆自家焙煎の簡単なやり方と注意点
道具が揃ったら早速始めましょう!
まずはハンドピックという作業です。
生豆の中から虫食いや、カビていたり、形が悪い豆、いわゆる欠点豆というものを選別して取り除きます。
味や香りに影響が出てくるので、めんどくさいですが頑張りましょう。
どんなのが欠点豆かわからない場合は、こちらのサイトがわかりやすいので参照してみてください。
ハンドピックが終わったら重さを計っておきます。
毎回同じ分量、同じ道具で、焙煎して記録し続けることで自分好みの焙煎度を見つけることが出来ると僕は思っているので、こだわる方はぜひ計っておきましょう。
手網に生豆を入れます。
平らになるように少しゆすっておきましょう。
豆が飛び散らないように蓋をして、火の高さから10~15cmの高さで水平にシャカシャカ振ります。
3分前後で水分が飛んで茶色く変色してきます。
変色してくるとチャフ(シルバースキン)というコーヒー豆の薄皮が散らかり始めます。
この後、さらに炒り続けると爆ぜ(ハゼ)という焙煎度合いを見極めるコーヒー豆からの合図が2回あります。
変色してきて更に7分前後で1ハゼと呼ばれるパチパチという音が聞こえてきます。
この1ハゼの終わるタイミングがミディアムローストの合図です。
酸味のあるコーヒーが好きな方はこの辺りで火からおろしましょう。
1ハゼ終了後、5分前後で2ハゼと呼ばれるチリチリ(一回目のパチパチよりちょっと弱めな感じ)の音が聞こえてきます。
2ハゼが始まったタイミングがシティローストの合図です。
ミディアムとかシティとかよくわかんないよって方はこちらをご覧ください。
火からおろすときは直ぐざるに移して、うちわで一気に冷まします。
コーヒー豆はかなり熱いので、火からおろしても冷まさないと焙煎が進んでしまいます。
狙った焙煎度合いになるようにしっかり冷ましましょう。
冷めた後に、もう一度ハンドピックをして焙煎終了です。
もう一度計量すると水分が飛んだ分、少し軽くなっているのがわかります。
焙煎前は50gでしたが42gになりました。だいたいコーヒー4~5杯分になります。
焙煎後は直ぐ飲みたくなっちゃいますが、、、
保存容器に入れて直射日光のあたらない場所で2~3日寝かせましょう。
焙煎後のコーヒー豆は炭酸ガスを大量に含んでいます。
この炭酸ガスがコーヒーを淹れるときに抽出を難しくしていて味が安定しません。
カレーや肉じゃがと一緒でちょっと寝かせた方がおいしくなります。
ちなみに焙煎直後にハンドドリップで淹れると、ガスがすっごい溜まっているので、蒸らす工程でめっちゃ膨らみます。
味は苦味もコクも香りも弱い、あっさりしたコーヒーになります。
飲み比べてみるのも楽しいと思います。
コーヒー豆自家焙煎のやり方まとめ
50gぽっちの豆でも最終的にチャフがこんなに散らばるので、やっぱりベランダとか外でやるのがおすすめです。
自分で焙煎したコーヒー豆で淹れるコーヒーはなんか特別感があります。
飲むのがもったいなくて飾っておきたくなります(笑)
生豆は3年ほど保存できるので、色々な種類の生豆を買って、色々な焙煎度合いで炒ってみたり、さらにブレンドしてみたり、、、
自宅で焙煎が出来るとコーヒーの楽しみ方が広がります。
コーヒー好きな方、そうじゃない方も、ぜひ自宅焙煎挑戦してみて下さい!
この記事が自宅焙煎を始める方の参考になれば嬉しいです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。