ケニアは北にエチオピア、西にルワンダ・ブルンジ、そして南にはタンザニアと有名なコーヒー生産地に囲まれています。
日本での知名度はあまり高くないかもしれませんが、実は世界的にみると人気も知名度も高いケニアコーヒー!
今回はそんなケニアコーヒーについて語っていきます!
この記事では
- ケニアコーヒーの基本情報
- ケニアコーヒーの味・特徴
- ケニアコーヒーのおすすめの飲み方・焙煎度合い
- ケニアコーヒーの等級・格付けとは?
- ケニアのコーヒー研究財団とは?
について語っていきたいと思います!
ケニアコーヒーの基本情報
生産について
約15万人のコーヒー農家、600万人のコーヒー産業従事者がいるといわれています。
コーヒー産業の輸出額は輸出額全体の5%にもおよばず、生産量はあまり多くありません。
ですが、徹底した品質管理や品種研究を早くから重ねてきたことにより、高品質な豆を収穫することができ、世界中から評価されています!
歴史について
お隣のエチオピアでは17世紀末ごろから栽培が始まっていたんですが、ケニアでは少し遅れて19世紀末ごろから栽培が始まりました。
フランスの宣教師がレユニオン島からコーヒーも持ち込んだというのが始まりのようです。
品種について
栽培されているほとんどがアラビカ種、ブルボンやティピカのほか、SL28、SL34、ルイル11などが多く栽培されています。
精製方法について
コーヒーの果実を栽培した後、生豆にする為の精製方法ですが、ほとんどが水を使ったウォッシュド製法です。
「ケニア式(ダブルウォッシュド)」とよばれる伝統的な精製方法を採用しているところもあるようです。
産地について
主なコーヒーの栽培地は、赤道にも近いケニア山周辺です。
- エンブ
- 二エリ
- キリニャガ
などが有名な栽培地です。
年に2回雨季があり降水量は多く、高山地では昼夜で寒暖差も大きいのでコーヒーの栽培に適した気候になっています。
収穫は9~12月(アーリークロップ)と11~1月(レイトクロップ)の年2回行われ、レイトクロップの方が評価が高い為、メインクロップとも言われています。
ケニアコーヒーの味・特徴
浅煎り~中煎りあたりだと柑橘系やベリー系のフルーティな香りや酸味がメインに、深煎りにしたら苦味・コクがメインに、ほのかな甘みやスパイスを感じられたりもします!
焙煎度によって大きく味に変化があるのが特徴のコーヒー豆です!
ケニアコーヒーのおすすめの飲み方・焙煎度
個人的にはフルーティな酸味が味わえる浅煎り~中浅煎りくらいが好きです!
深煎りにしてブレンドに使っても味に奥行きがでるのでオススメですよ!
浅煎りなら酸味が強く出て、深煎りなら苦味が強く出ます。中煎りはちょうど中間って感じです。
豆によって適している焙煎度合いがありますが、自分の好みで選ぶのが1番良いと思います!
ケニアコーヒーの等級・格付けとは?
等級の分け方は国によって変わってきますが、ケニアではスクリーンサイズ(豆の大きさ)で評価されます。※下記表を参照してください。
表記方法 | スクリーンサイズ |
---|---|
AA | 7.2mm以上 |
AB | A(約6.8mm)とB(約6.2mm)の混合 |
C | ABより小さい |
E | 最大の豆 |
TT | 他のグレードからはじかれた軽量豆 |
T | 欠点豆も含む最小の豆 |
PB | ピーベリー |
ケニアのコーヒー研究財団とは
「ケニアの豆は高品質」と言われるのには理由があります!
世界初のコーヒー研究機関「コーヒー研究財団」が設立され、早くからコーヒーの生産~加工まで、システム的にしっかり管理をしてきています。
管轄下には「ケニアコーヒーカレッジ」という機関もあり、コーヒーの品質を高める為の教育もしっかりされているようです!
ケニアコーヒーのまとめ
- 焙煎度によって大きく味が変わる!
- 世界から認められる「高品質の豆」
- 世界初のコーヒー研究機関「コーヒー研究財団」がある!
こんな感じのコーヒーでした!
同じアフリカ地域でも「キリマンジャロ」や「エチオピア」と比べると、日本ではマイナーな銘柄ですが、すごくおいしいので飲んだことない方は是非試していただきたいです!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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