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【コーヒー豆知識 Vol.5】グアテマラコーヒーとは? 味や特徴・等級について

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「森林の大地」という意味のグアテマラ。

日本の3分の1程度の面積しかないグアテマラですが、実は中米ではトップクラスのコーヒー生産大国!

今回はグアテマラのコーヒーについてのお話です!

この記事では

  • グアテマラコーヒーの基本情報
  • グアテマラコーヒーの味・特徴
  • グアテマラコーヒーのおすすめの飲み方・焙煎度合い
  • グアテマラコーヒーの等級・格付けとは?

について語っていきたいと思います!

グアテマラコーヒーの基本情報

生産について

日本の3分の1程度の面積しかないのに、コーヒーの生産量は世界第10位と中米でもトップクラスのコーヒー大国!

国民総生産の4分の1を農業が占めており、輸出の3分の2が農業。

主要産品は、コーヒー、砂糖、バナナ。工業・建設で、国民総生産の5分の1を占めています。

歴史について

1750年にイエズス会修道士によって、コーヒーノキが持ち込まれたのが始まりのようです。

1860年代から本格的に栽培が進み、今でも古くからある農園が沢山残っているそうです。

グァテマラコーヒーの品質向上と生産管理のために、1969年に「グアテマラ全国コーヒー協会」通称ANACAFE(アナカフェ)という専門機関が生産者の共同出資により設立されます。

品種について

育てられているほとんどの品種がアラビカ種。

ブルボンが多いようですが、近年はパカマラ、カツーラ、カツアイなども流通しているようです。

精製方法について

コーヒーの果実を栽培した後、生豆にする為の精製方法ですが、ほとんどが水を使ったウォッシュド製法です。

産地について

国土の約70%が火山に囲まれた山岳地帯で、厳しい寒暖差や豊富な雨量、火山灰の土壌などによりコーヒー栽培に適した土地です。

主に栽培が行われているのは太平洋側の南部や標高の高い中部地帯で、山の斜面で「シェードツリー」という背の高い木の下で栽培されています。

グアテマラには沢山の生産地がありますが、下記8つのエリアは有名なエリアです!

  • アンティグア
  • アカテナンゴ
  • ウェウェテナンゴ
  • サンマルコス
  • アティトラン
  • フライハーネス
  • ニューオリエンテ
  • コバン

聞き慣れない産地ばかりですが、アンティグアは聞いたことありませんか?

国内最古の栽培地で、品質が非常に高く日本でも人気があります!

APCA(アンティグア生産者組合)

アンティグアという名前に便乗して近郊の農園が偽物を出荷することもあり、本物のアンティグア産で高品質なコーヒー豆であることを証明するために「APCA」が設立されました。

グアテマラコーヒーの味・特徴

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地域による違いはありますが、果物を思わせる豊かな酸味、花のような甘い香り、深いコクが特徴としてよく挙げられます。

栽培する標高が高くなるほど風味も豊かになり高品質に、地域による多様性があり、味わいはバラエティ豊かです!

グアテマラコーヒーのおすすめの飲み方・焙煎度

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果物を思わせる豊かな酸味が感じられる浅煎り~中煎りあたりがおすすめ!

深煎りにしてもコクがしっかり残るので、酸味が苦手な方は深煎りでも美味しくいただけますよ!

焙煎基本情報

浅煎りなら酸味が強く出て、深煎りなら苦味が強く出ます。中煎りはちょうど中間って感じです。
豆によって適している焙煎度合いがありますが、自分の好みで選ぶのが1番良いと思います!

グアテマラコーヒーの等級・格付けとは?

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等級の分け方は国によって変わってきますが、グアテマラでは生産地の高度で評価されます。※下記表を参照してください。

表記方法 標高
ストリクトリー・ハードビーン(SHB) 標高1350メートル以上
ハードビーン(HB) 標高1200~1350メートル
セミハードビーン(SH) 標高1050~1200メートル
エクストラ・プライムウォッシュド(EPW) 標高900~1050メートル
プライムウォッシュド(PW) 標高750~900メートル
エクストラ・グッドウォッシュド(EGW)

標高600~750メートル

グッドウォッシュド(GW) 標高600メートル以下

グアテマラコーヒーのまとめ

果物を思わせる豊かな酸味、甘い香りが特徴!

アンティグアという産地が有名!

生産される標高で等級が決まる!

こんな感じのコーヒーでした!

ストリクリーハードビーンって、非常に言いにくいですよね(笑)

だいたい「SHB」と表記されているので、お店で見かけたら生産地の標高が高くて、品質の良い豆なんだなぁと思ってください! そして、ぜひ飲んでみてください!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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